2017年04月11日

オルタナティブ・ファクト

 最近、トランプ大統領陣営でよく使われる「オルタナティブ・ファクト」という言葉。意味は<代替的事実>とか、<もう一つ真実>とか・・・・。端的に言えば、嘘そのもので、ある意味では何処にでもある井戸端会議的な話と言ってしまった方が、分かりやすいのかもしれない。
 ツイッタ―を使った瞬時の呟きやほとんど個人的な見解としか思えない好き嫌いだけを基準にして発言している僅か140字以内のコンテンツ。内容を推敲したり、相手を忖度する時間などあるはずもない。
 トランプ大統領就任以来、日常茶飯事的に国の代表者がツイッターを使う。もうすっかり世界の首脳たちは丸ごと井戸端会議に巻き込まれているようだ。
 先日、女流作家が新聞紙上で次のように書いていた。気に入った情報こそが「事実」であり、我々は言葉が正しい意味で事実であることが、価値を持たない現実を目の当たりにしている。事実が意味を持たない世界は、公正も正義もない。と・・・・・。
 確かに国同士の主張は、それぞれの国の都合で捉える事実(!?)をもとに繰り広げられ、正当化されている。どの時代も依然から似たような現象は起きていたと思うが、ICTの発展により媒体の多様化がさらに進み、報道のスピード、短絡化、無責任化連鎖は全く止まる気配がない。
posted by あうる at 13:49| Comment(0) | 政治

2017年04月06日

出版文化の存続が・・・・。

 今朝の北海道新聞「出版不況 図書館のせい?」の見出しに吃驚!数年前、複本問題(図書館が同一のタイトルの本を複数購入する行為)が様々なフォーラムで話題になり、論じられてきました。複本はベストセラーの小説などが主な対象となります。人気作家の小説は、あっという間に100件、200件の予約が入ってしまいい、1冊だけの配架だと、途方も無い時間を待つことになるのがその理由の一つです。
 図書館の使命の一つに、あらゆる文化資源を国民に無償で提供することがあり、その点からいうと、図書館側の言い分は、充分その役割を果たしているという論理です。したがって民間である著者・取次・版元・書店と目的も利害も決して同じではありません。
 加えて最近は、流通コストの問題もあり、特により新しい情報を扱う週刊誌の陸送については、時間とコストの戦いです。部数減もあり、様々な流通チャネルに対応するには、送料の値上げも余儀なくされております。いづれそれらの流通コストのアップは、取次・版元・緒店が担わなければならない事態になりかねない状況になるかと思います。
 かつて有名文芸雑誌の社長だった方が、複本問題に触れ、図書館がベストセラ―本の貸本屋さんになってしまうと、「出版文化の灯は消える。」つまり後世に残すべき貴重な書籍が、出版文化を支えており、それらはコミックを含めた雑誌やベストセラー本の稼ぎの上に成り立っているとお話ししていた。更に図書館の重要な役割は、図書館でしか見られない貴重な書籍やや手に入りにく資料を購入し配架することで、「地域の知の拠点」としての大きな存在意義があるのではないか・・・・と。
 私ども電子図書館に電子書籍を供する仕事をさせていただいている立場から申し上げると、地元出版社の書籍の電子化は地域出版マーケットの底辺を広げる一助になっていると思っています。しかし大都市における複本問題は、買いこまれる数量も違いますので、実態を調査したうえで複本の制限を加える必要もあろうかと思うのですが・・・・。
posted by あうる at 10:18| Comment(0) | 印刷・出版

2017年03月30日

稀勢の里、二連覇おめでとう!琴奨菊、頑張ったぞ!

 26日の大相撲春場所の千秋楽、大方の予想に反して横綱・稀勢の里の大逆転優勝となった。ここ数年相撲ファンを裏切るだけ裏切ってきた稀勢の里。先場所の優勝に続き、二場所連読の優勝である。専門家も日本中の相撲ファンも照ノ富士の優勝を信じて疑わなかったというのが本音であろうと思う。
 今日の報道によると、日馬富士戦での左肩付近の負傷は、左上腕の筋損傷で加療1ヶ月とのこと。それにしても13日まで死角らしいところがなかっただけに、日馬富士戦で転げ落ちた後の痛がりようを観てる限りでは、観客席の雰囲気は絶望的であった。
 そして出場を決めたよく鶴竜戦の2敗目。相撲内容から云って絶望のがけっぷちである。あれだけプレッシャーに弱い、下位の力士に取りこぼしか多い、相撲の読みがない等々、浴びせられるだけ浴びてきた非難や失望と嘆息の無言の嵐に耐え続けたここ数年。失意のどん底にあるかと思えば、妙にサパサパして見えたり、稀勢の里という青年は、決して憎めない関取なのである。その性格の良さや腰高と言われ続けた下半身も、今では逆転劇の根幹であるとまで言われるのだから、ある意味では勝てば官軍なのであろう。
 いづれにしても2016年1月場所に日本中を沸かせた大関・琴奨菊の初優勝。2016年9月場所で全勝で初優勝を果たした大関・豪栄道。稀勢の里2連読優勝の原動力は、前述の2横関の優勝であることは間違いないであろう。特に今回大関復帰を果たせなかった琴奨菊には、本当によく頑張ったと言いたい。まだまだ続けてほしいね!
posted by あうる at 15:48| Comment(0) | スポーツ