2017年07月10日

地域医療はどうなるのか・・・・。

 今朝の日経の記事を読んでいると、日本全体では毎年4千人もの医師が増えているという。が、しかし都市勤務医が増えるばかりで、地方勤務の希望者は一向に増えないのが現実だそうだ。
 そもそも地域医療支援のために医学部の定員増を実施したはずなのだが・・・・。 道内でも産婦人科医や看護士の不足で出産に支障をきたしていると聞く。恐らく同じようなことは、全国津々浦々の市町村で生じていると思う。
 医学部の定員増員の意図は「地方枠」であることが前提であることを考えると、大学側は勿論、入学してくる学生たちも充分理解していることだと思う。25年間で10万人の医師が増えているにもかかわらず、地方の医師不足に解消の兆しがないという。
 病院長になるには医師不足地域で一定の期間勤務することを条件とすることも検討しているというが、急速な高齢化と過疎化現象や地域医療の実態を知れば、その対策は、焦眉の急であろうと思う。

posted by あうる at 16:15| Comment(0) | 地域

2017年07月07日

未曽有の災害、そして我々の未来は・・・。

 一昨日からの豪雨で、北九州北部では山間の農村部は孤立して多くの方々の安否が確認できていない。テレビを見ている限りでは、山崩れによる流木が川から住宅地へと流れ込み、凄まじい破壊力で家々を押しつぶしている。見ていても気の毒でならない。
 災害大国ニッポンとはいえ、毎年全国各地で都市と地方を分断する豪雨に見舞われ、昨年は北海道でその憂き目にあった。」今回も避難している90歳の女性は、生まれて初めての体験だとおっしゃっていたが、ここ数年で未曽有の災害が頻発している原因は何なのか・・・・。
 気候の異常性もあるだろうし、高度成長期につくられたインフラの老朽化、疲弊化があることも否めない。別な言い方をすれば、それらの要因は「高度な文明の発達と進化」に対する我々への警鐘とも受け取れる。だれも見たことも体験したこともない未来ではあるが、世界中の多くの英知を結集して、一定の推測はされているとは思う。が、しかし未熟な人間の判断で予想がつかない方向に向かっていくことも充分考えられる。
 いまこそ、「百尺竿頭一歩進めよ」(尺の竿の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことのたとえ。)の教えを考えてみたいと思う。
posted by あうる at 08:08| Comment(0) | 来し方行く末

2017年06月29日

簡易宿泊所の火災。

 北九州市小倉北区のアパート「中村荘」で6人が死亡した火災で、市消防局は9日、所有者から共同住宅としての届け出がなく、行政指導ができていなかったことを市議会常任委員会で明らかにした。一方で、中村荘は生活保護の申請者らが受給資格を得るまでの「つなぎ施設」として利用され、事実上の簡易宿泊所だったとの指摘もある。位置付けがあいまいなまま、火災を防ぐ対策から漏れていた可能性が強まった。 (中略)
 中村荘には、路上生活者の自立を長年支援している同市のNPO法人「抱樸(ほうぼく)」が運営する市自立支援センターを介した入居者もいた。法人担当者は「保護の決定には3週間から1カ月かかる。その間、野宿をさせるというわけにはいかない。中村荘のような形態は、自立に向けたつなぎの場所だ」と話す。生活保護を申請すれば市から1日千円の貸し付けを受けられ、「家賃が500円。残りの500円でご飯が食べられる」(担当者)という。(西日本新聞)
 2年前の5月、11人の死者を出した火災で全焼した川崎の簡易宿泊所「吉田屋」と「よしの」。簡易宿泊所の多くは、今後も宿泊者の高齢化と建物の老朽化は進み、火災に対する危険度は一層増してゆくという。小倉地区の中村荘で亡くなった方の中には、連帯保証の借金を返し続け、最近払い終わった方もおられたと聞く。様々な事情で身を隠し、簡易宿泊所を拠りどころとする方々にも、高齢化による悲劇が差し迫る。そういえば私が’70年代に住んでいた渋谷並木周辺にも簡易宿泊所があった。20数年前に全焼したと聞いた。
 ’60年代後半から’70年代にかけて岡林信康によって唄われた「山谷ブルース」。あれから50年経った今、時代の光と影がくっきりと浮かび上がってきているようだ。やはり東京オリンピック後の「落とし子」なのだろうか・・・・・。
posted by あうる at 14:10| Comment(0) | 来し方行く末