2021年07月04日

災害は忘れるいとまもなく・・・。

 7月に入り北海道は好天に恵まれているが、本州は梅雨前線の停滞で大荒れのところが多い。取り分け熱海の豪雨による土石流災害には、言葉もない。とてつもない速さで土石流が住宅を飲み込んでゆく映像を見ると、あらためて自然の暴走の前でなすすべもなく、人力の無力さを感じざるを得ない。
 
 日本では、地震や暴風雨等々による災害の危険にさらされている地域も少なくない。山裾に拡がる住宅は、背後の山林の状況にもよるが、絶えず危険と背中合わせなのである。それだけに日常的に情報伝達や緊急避難の準備が必要である。
 
 温暖化による気候の変化、繰り返し起こる地震による地盤のゆるみ等々、災害の原因は多岐にわたっているのであろう。今回も被災者になられたご家族の心中を察するに余りある。3年前の地震では、我が地域の一部で地盤が崩れ、30戸ほど家屋が失われた。いずれにしても災害検証の多くは、専門家の結果論的な話が繰り返されるばかりだ。
 
 
posted by あうる at 18:03| Comment(0) | 災害

2021年03月06日

東日本大震災から10年

 電子書籍元年と言われた年2010年。弊社もその年の9月には、道内で最初に電子書籍を発売した。「おばけのマールとまるやまどうぶつえん」というタイトルの絵本で、動画的要素や触ると音も出るなど、かなり手の込んだ仕掛けもあり、2か国語のリッチコンテンツとしてアップルストアーのアプリで発売され、業界からも注目も浴びた。その後、紙の絵本・マールシリーズは、10作目に入っている。
 「社長の雑記帳」を発信したのが翌年、2011年1月13である。確か電子書籍のことを書いた記憶がある。そして2か月後、あの忌まわしい東日本大震災が勃発した。翌日3月12日に書いた「社長の雑記帳」には、短い文章でこう書かれていた。

 『昨日の東日本のM8.8の「巨大地震」は、テレビの映像を見るにつけ、被災者の皆様には気の毒で胸が痛い。押し寄せる巨大な津波の勢いと速さは想像を絶する。日本中いたるところで被害が出ており、今後の余震も心配だ。
 昨日から何度も東北の知人に連絡をとっているが、全く音信不通。先ほど漸く”無事”との連絡が入り「ほっ」としている。
 それにしても仙台・青森周辺、福島の原発等々、余震が続くこれからも予断は許さない。今こそ、日本救済のために、命がけで「政治家のリーダーシップ」を示してもらいたい。』

 その後、しばらく震災のことを書き続けてきたが、間もなく震災後10年を迎える。残念ながら、訳あって4月上旬まで、ブログを閉鎖することになったため、今日が今月の書き納となる。それにしても震災10年目にして、世界中が新型コロナウィルスで苦しむとは、誰が予想しただろうか・・・・。希望さえ失わなければ、必ず光は見えてくる。とにかく前を向いて生きようではありませんか!
posted by あうる at 13:46| Comment(0) | 災害

2020年09月11日

椎葉村の土砂崩れ

 今日の日経の「春秋」で、112年前、民俗学者の柳田国夫が宮崎県椎葉村を訪ね、当地の民族を記録した「後狩詞記」について触れていた。「春秋」の筆者が3年前に、椎葉村を訪ね、山奥の斜面に立つ住宅の多くが、100年前の風情を残していることに驚愕された旨が記されていた。
 今回の台風10号は、椎葉村では500ミリを超える雨が降り、下福良地区の山の斜面が崩れて、建設会社の社長の自宅と事務所が押し流されたという。社長は、自力で土砂の中から脱出したが、奥さんと長男、そしてベトナムから来日している技能実習生2人が行方不明のままだ。
 異国から来た向学心溢れる技能実習生を襲う不当雇用の問題は、未だ後を絶たないが、今回のような予想だにしない災害に会う技能実習生もおられる。100年以上もの間、椎葉村の建物はその伝統的建築様式故に存続してきたが、最近の大雨による土砂崩れは、過去の安全実績やそれに基づく被害予想をはるかに上回る被蓋をもたらす。

 
posted by あうる at 17:15| Comment(0) | 災害