2019年09月23日

モール温泉にて。

 昨日は近くにある良質のモール温泉に出かけた。久しぶりのに来た施設は数年前に新設され、当時とはかなりかつてが違い、戸惑ったが、モール温泉独特の肌に優しい湯ざわりは変わりない。琥珀色のに染ま湯船にのんびり浸かっていると、「こんにちは」と見覚えのある方に声をかけられる。業界の花見や会合の2次会で何度もご一緒している出版社の方だ。とにかく明るくて、気の置けない人である。
 サウナの中で暫し温泉談義をして、行き着くところ、昨今の厳しい出版業界の話に至る。業界の「来し方行く末」を話し始めると、やはり’70代から’90年代のかけての古き良き時代になる。雑誌は書店に並べると、飛ぶように売れた時代だ。二人とも60代後半と同世代ということもあり、見て感じてきたことに大きな差はない。東京の小さな書店で、漫画本の立ち読みをしていると、ハタキを持った親父がパタパタと本をたたきながら近寄ってくる等々、笑い話のようなエピソードも実感している。
 21世紀に入り、時代のパラダイムが大きく変わっていく中で、出版業界はデジタル技術の急速な発展に翻弄されてゆく。様々な事情があるにせよ、今もなお出版業界が構造的な変革を余儀なくされるのは、間違いはない。「地域の若手出版人よ、立ち上がれ!」。出版に関わる<はしくれ>として、そんな心境である。
 露天風呂の湯船に肩までつかりながら、古き業界を知るものが、スローにゆったりととりとめもなく話をするのもまんざらでもない。また機会があれば、今度はススキノで一献を傾ける約束してお別れした。
posted by あうる at 11:34| Comment(0) | 事件

2019年08月30日

図書館は進化する。

 先週22日、紀伊國屋書店札幌支店インナーガーデンで、9月7日〜シアターキノで上映予定のドキュメンタリー映画「ニューヨーク公共図書館」の公開を記念して、菅谷明子さんと中島洋(シアターキノ代表)の講演&トークショーがありました。東京では岩波ホールに長蛇の列ができるほど、連日満員御礼だったそうです。3時間半に及ぶ映画ですが、見た方のお話を聞くと、終始感動の連続だったとのことでした。日本の図書館とニューヨーク図書館の役割の明確な違いが分かるかもしれません。
 菅谷明子さんは20年程前に「未来を変える図書館」という本を岩波から新書として出版しております。私も数年前に読み、驚きと感動にかられた記憶があります。たまたま上田札幌市長のころ、中央図書館で図書館に関するシンポジュウムが公開されました。その時の基調講演が菅谷さんで、錚々たるメンバーの末席にパネリストとして恥ずかしながら私も参加させていただきました。200人ほどの聴講者がおられたと思います。
 図書館が話題になり始めたのは、日本でデジタル化が始まった頃だったと思います。その後、図書館の複本問題い等々、出版業界を巻き込んで新たな図書館の在り方が模索され、その後、日本各地で新しいいタイプの図書館が出現いたしました。10年経過し、その最たる図書館が札幌市民プラザで昨年10月にオープンした「札幌市図書・情報館」ということができると思います。
 映画の中で「図書館は本を所蔵する場所ではなく、多くの人が集まり、情報を共有する場だ。」とか「分断された社会の問題解決の場である。」とか・・・・。菅谷さんが講演の中でおっしゃっていた次の言葉が、心に残りました。「情報を持たないものは、情報を持つものにコントロールされる。」と。彼女の本を読み、映画を見ると日本の図書館の今後を真剣に考えたくなりますよ。
 
posted by あうる at 10:48| Comment(0) | 事件

2019年07月20日

米国で拡がる分断。

 アメリカでは民主党の非白人女性議員に対する非難攻撃が、トランプ政権支持者の中で異常なほど高まっている。移民を受け入れ、多様性に最も寛容な国・アメリカだが、トランプ支持者の主張を聴いていると、人種差別にまで発展しかねない現状にある。
 今後の違法移民受け入れの問題と現在アメリカに住んでいいる違法移民、更にはすでにアメリカ国民として受け入れられている移民の方々の問題をそれぞれ個別に論議すべきではないかと思うのだが・・・。
 白人か有色人種であるかの差別論議そのものは、もう遠い過去のもので、グローバルな世界観の中で全くナンセンスだ。トランプ政権になってから、各政党支持者同士の分断、人種の分断等々、あらゆるケースの分断がアメリカ中に広がり始めた。全く持って悲しいことだ。
 アメリカ国民の本音の多くは、決してトランプ発言を支持しているわけではない。トランプ支持者の多くは、白人の中でも中産階級以下の保守的なブルーカラー層だと言われており、彼らの経済的困窮は、移民問題とは直接関係なく、むしろ国内生産力の弱体化に問題があると思われる。
 洋の東西を問わず、選挙の時期になると各政党の甘言や誹謗中傷はいつの時代も、当たり前のようにあるわけで、支持者を増やすために、手段を択ばない。そのことは、ある意味でグローバルスタンダードなのであろうか・・・・。。
posted by あうる at 23:48| Comment(0) | 事件