2021年08月24日

芥川賞作家・高橋三千綱氏逝く。

 芥川賞作家・高橋三千綱氏が亡くなった。私と同世代でV70年代を代表する若手作家の一人だった。当時は芥川賞を受賞した村上龍を筆頭に、三田誠広、高橋三千綱と受賞が続き、どういうわけか今を時めく村上春樹は芥川賞は候補止まりで、受賞はしていない。

 その後、4人はそれぞれのスタイルを築き、独自の作家活動等々をしていく。高橋、三田、村上(春樹)は奇しくも早稲田の文学部出身。村上龍は武蔵野美術大学出身当時は変わり種。村上龍は2歳ほど若かったが、団塊のよしみでそれぞれお付き合いがあると聞いていた。

 村上春樹は学生時代にジャズ喫茶を経営したしたようだが、作家になってからは、派手にマスコミに登場することはなく、独自の方向へ進んでいったような気がする。そして’87年に「ノルウェーの森」で空前絶後のベストセラー作家となる。その後の活躍は言うまでもない。

 高橋氏の近況は、ここ10年近く癌を患っていると彼に身近な方(機関紙「文芸思潮」の編集者・作家の五十嵐勉氏)から病状は聞いていた。この雑誌には三田氏も関わっている。以前、札幌文学の同人・小南武朗氏が文芸思潮の主催する某賞を受賞し、その授賞式を札幌すみれホテルで行うこととなった。文芸思潮を代表して、五十嵐氏が来札された。その時初めてお会いし、高橋氏の近況を知った。

 私の記憶では、かなりのギャンブル好きでもあったと聞いているが、'70〜'80年代に活躍した作家たちは、私の20代を過ごした自堕落な東京時代に、少なからず希望を与えてくれた作家たちだ。高橋三千綱氏の逝去にあたり、心よりお悔やみ申し上げたい。
 
posted by あうる at 16:43| Comment(0) | 事件

2021年08月17日

若いアスリートたちへ。

 いつ頃からこういうスタイルが定着したのだろうか・・・・。特に若いアスリートの方々のへの優勝インタビューに対する対応は、大の大人もびっくりするような模範的な礼儀正しさで、かつ画一的な表現が多くなってきた。下世話な言い方をすれば、紋切り型であり、金太郎あめのようである。

「多くの方々の支援があったからこそ、こうして今があるのだと思います。」「支援していただい多くのファンの皆様のおかげで、結果を出すことができました。」「少しでも災害で苦しんでいる方々の励みになればと思い、頑張った結果、優勝に結びつきました。皆様の声援のおかげです。」等々、素直に心の底から湧き上がる喜びを伝えているというよりも、むしろ感謝の気持ちを如何に的確に伝えるかを意識して、インタビューに応じているかのようにも見える。

「チョー嬉しい!」「自分で自分を褒めてあげたい。」「今まで生きてきた中で一番幸せです。」「すごく楽しい42キロでした。」等々、かつてのメダリストたちのインタビューの第一声は、個々に自分らしく素直に喜びを表現していた。その点では、新メディアを含め、周囲への気遣いが大きく変わってきたように思える。アスリート方々言動が与える社会的な影響力が強まってきているのであろう。

 今回の東京オリンピックは、開催か中止かで揺れに揺れ、コロナ禍のもと、無観客で行われた前代未聞のオリンピックだ。アスリートたちの感謝の念は、非常事態宣言の下で開催されたことへの率直な思いだと思う。が、もう少し型破りに楽しいい発言があってもいいのではないか。例えば、ボクシングの入江選手のように・・・・。
 
 いずれにしても超一流のアスリートは、「温かさ」と「有能さ」を兼ね備えており、その根底に礼儀正しい振る舞いがあってこそだと言われる。今回のオリンピックで残念ながらメダルに届かなかったアスリートの皆さんも含めて、「感動をありがとう!」と心底お礼を言いたい。今後、彼らの更なる活躍と成長を願って!!
posted by あうる at 21:26| Comment(0) | 事件

2021年07月31日

明日から8月。

 オリンピックが始まり、あれよあれよという間に明日から8月である。予想通り、コロナ感染者は倍増し始め、病院は医療崩壊寸前である。更に猛暑は北海道でも衰えず、連日の真夏日。上川管内幌加内町と下川町で37・3度、札幌市手稲区手稲山口で37・1度など観測史上最高気温だという。

 個人的には寒いより暑い方がいいが、変異したコロナ感染症が猛威を振るう都心では、湿気がが伴う猛暑に加え、自宅で過ごしても、マスクをした状態で外出しても、熱中症の懸念は避けられないであろう。

 5日から始まる札幌会場でのオリンピック・男子競歩、その後8日の男子マラソンまでに女子競歩、女子マラソンと続く。札幌はどんな天候になるか・・・、はなはだ心配である。いずれにしても1週間もせずに、その時期はやってくる。暑さ対策、コロナ感染対策は万全なのであろうか・・・・。

 人流があればコロナ感染は拡大する。オリンピックで競技関係者が集まれば、ワクチン接種者の少ない若者たちが、札幌に集中し、その後、観光気分で道内に散らばることにならないことを願っている。

 一番心配するところは、パラリンピックへの影響である。一人ひとりが県外への行動や旅行を慎むべきだと思う。更には人込みを避ける意識が最も大事であろう。厳しい試練を乗り越えてきたオリンピアン・パラリンピアンの方々のためにも、もう少し節度を以って行動したいものである。
posted by あうる at 12:01| Comment(0) | 事件