2020年04月12日

「駅ピアノ」は素晴らし!

 「駅ピアノ」というNHK番組を観た。チェコのプラハ駅(1845年創立)にあるピアノを弾きに来る方々を映し出している番組。チェコは偉大なスメタナ、ドヴォルザーク、マーラらの天才的作曲家を輩出している音楽の国だけあって、音楽を職業としていない様々な職種の老弱男女が思い思いにピアノを奏でる。中には異国からの旅行客もいる。
 私には上手い下手の判断できないが、彼らは思い思いの曲を真剣に楽しそうにピアノを弾く。その光景は、クラッシック音楽が生活の一部として浸透しているヨーロッパではならではだ。我々日本人が思うほど、ピアノという楽器を弾くことは特別のことではないのであろう。
 駅にあるピアノの前に座る人は、クラッシックは勿論、映画音楽ありポピュラーソングありと人様々だ。広い駅の構内で、堂々と奏でる個々のパーフォーマンス観ていると、それぞれの人生を映し出しているように思える。時折り、聴き入っていた人から拍手やおひねりの好意もあるようだ。
 その日の圧巻はいかにも訳ありの労働者風の中年男性。自分の切ない人生体験を作詞作曲して弾き語る男性の歌唱力が素晴らしい。以前その曲を聴いていた女性とこの[駅ピアノ]で人生最大の出会いをしたという。演奏後、インタビューにそう答えて、相手の女性と楽し気に去って行った。
 
posted by あうる at 16:29| Comment(1) | 出会い

2020年01月12日

喪失感は計り知れない。

 決して常連とは言えなかったが、20年近く通わせていただいた焼き鳥屋さんが、昨年の11月と暮れに2店立て続けに店仕舞いした。一店目のマスターは終始寡黙な方だった。奥の調理場で黙々とを焼き鳥を焼くの姿が今も記憶に焼き付いている。亡くなるふた月前にふらりと店に寄ったとき、マスターが私の前に座って、病気のことをボソッとを言った。それでも頑張ってひと月ほど仕事を続け、入院。その間慌ただしく時は流れ、2軒目の病院に移った翌日に急逝。その後、暫く奥さんが引きついだが・・・・、夫婦2人3脚で切り盛りしていた店だけに、「主人のいない店なんて・・・・」の言葉を残し、11月に閉じる決意を固めた。
 それからひと月経って、勝の焼き鳥屋さんの閉店。お二人とも私と同世代。勝さんは体調を崩しながら,、役者、大道芸人、ナレーターと多岐にわたり、長いことよく頑張った。とどちらもススキノの地下1階にある店で、二人のマスターは、それぞれ全くタイプは違ったが、気の置けない仲間としていつも温かく迎えてくれた。本当に感謝している。勝さんには長いこと酷使した体を休めてほしいと思う。
 2軒とも、ここ数年は2〜3カ月に1度の顔を出す回数が減ったが、行くと必ず常連さんとお会いし、話が弾む。二人とも昭和の面影が残る気さくで、懐の深い経営者たちだった。いつ行っても、誰と行っても気楽で、温かみを感じさせてくれるお店なのである。
 勝の焼鳥屋さんのマスターは、知る人ぞ知る有名人でテレビのコマーシャルにはよく出ていたし、地元役者としても活躍していたし、STVの人気ラジオドラマ「ほっかいどう百年物語」の中心的ナレーターである。弊社でを書籍化し大ベストセラーとなり、10年かけ、全10巻と昨年の「北海道命名150年」を記念して上・下巻出版させていただいた。関係の皆さんにお礼を申し上げたい。
 そんなわけで、出会いの場として貴重なお店を一度に2店にも失い、老後の楽しみ失くした喪失感は、日増しに高まるばかりである。
 
posted by あうる at 20:31| Comment(0) | 出会い

2019年12月11日

忘年会あれこれ。

 巷では忘年会たけなわである。私も今月に入り、大中小様々な忘年会を4つほど終えた。後半の予定を数えると、例年に比べると少ない方である。ここ数年ほとんどの忘年会は、出席しても1次会止まりで、2次会をご遠慮させていただき、帰らせていただいている。
 以前のように2次会、3次会が当たり前のようなお付き合いはできない。周囲の友人たちも同年代以上は、1次会で解散することが多い。まだ現役で仕事をしている者が多いので、年齢的にも2時間ほどほどほどに飲んで、話をして、それで充分なのである。
 先日、急遽声をかけていただいた忘年会は、私にとって何もかも新鮮な忘年会だった。年齢層は20代から60代まで参加されていたが、参加者は20代から40代の女性が8割近く占めていた。
 そもそも参加への呼びかけが<FACE BOOK>を活用したものだったので、当然世代も限定されてくる。出版社・書店・図書館・マスコミ・出版コーディネーター・教育関係者等々、主な業種は出版関連業なので、必然的に女性が多くなる。明るく賑やかで楽しいい会なのである。着席形式であるにもかかわらず、あっちこちに3〜4人の立ったままでの雑談(情報交換)が発生し、まるで立食形式の様相である。
 忘年会と言えば、男性中心の集いと言うのがお定まりだが、女性の社会進出が当たり前の昨今、会社組織の半強制的なな飲み会は、若者たちにとって煩わしいい集まりにしか思えないようである。その点、上述のようなフリーで気兼ねない忘年会が増えてくれば、世代を超えた交流ができて、大いに結構なことだと思った。
 昨日テレビで忘年会にスポットを当てたニュースを観ていると、20代〜30代の若者の半数は、会社の忘年会にでたくないという。やはり男社会の名残が強い既成の会社の忘年会は、縦社会が未だ大手を振っており、若い人たちにとって、大枚を払って出る意味がないという人も少なくないという。考えさせられてしまった。
 
posted by あうる at 08:43| Comment(0) | 出会い