2017年12月09日

奇遇な一日。

 朝早目に雪かきを終え、5ヵ所ほどある今日の行き先の順番を思い描きながら、郊外の要件を外そうかと思いつつ、あえて中心街の4ヵ所を後回しにして、気が引きかけた郊外の場所に出向いた。奇遇なことにそこで人を介して、某氏とお会いする機会を得た。
 某氏とは過去一度もお会いしたこともないく、寡聞にしてお名前も存じ上げていなかった方である。その方との出会いなど全く予期できないことだった。偶然、人の紹介を経て名刺交換をし、僅か15分ほどの立ち話だったが・・・・、妙に話が弾んだ。共通の知り合いである方の話題から始まり、氏の最近の活動状況や弊社の60年以上前の話に至った。
 今年もあと20日ばかりとなり、振り返ると近年にないくらい人との出会い恵まれた年だったような気がする。しかも60の半ばを過ぎて・・・・・ほんとうにありがたいことだ。とにかく貴重な出会いをさせていただいた今日のという日に感謝したい。

 
 
posted by あうる at 22:43| Comment(0) | 出会い

2017年11月12日

不便益!?

 先月末から今月初めにかけて、様々な出会いがあった。人であったり、本であったり、電話やメールだったり。勿論、どの出会いも新鮮で、体調が今一だった私のモチベーションを大いに上げてくれた。
 38年ぶりに会った友人もいれば、41年前に関心を持った本の著者に出会ったり、先日、偶然読んだ雑誌の中に面白い言葉を見つけた。「不便益」という私が初めて目にした3文字。ネットで調べてみると『不便で良かったことを私たちは「不便益」 と呼びます。』(不便益システム研究所)とあった。
 不便であることが益につながるという考え方は、ある意味で「セレンディピティ」という発想につながるのではないかと思う。ネットやカタログ販売で本や物を買ったりする行為は、現代では便利で合理的な手段ということになっているが、実は足を運び時間をかけて、書店等々を巡ることで、予想もしなかった本に出会い、読んでみると意外なことに問題解決につながったとか、ショッピングモール・デパート巡りで意外な商品に目が留まり、買った結果期待以上の充足感を得たとか・・・・。
 こういうことは、’80年代ころまで日常茶飯事に起きていたことなのであろうと思うが、’90年代になりデジタル化が進み、ICTの発展により、便利さだけが追及され、<不便なこと>や<無駄なこと>は不必要で切り捨てられるべき時代となり、<不便=悪>という考え方が主流になってしまった。
 私のような高齢者は特に、車のない生活が不便だと思わないで、歩くことや自転車に乗ることで気づかなかった素晴らしい光景が目に飛び込んできたり、有酸素運動が健康を取り戻すきっかけになったり、思いのほか利益につながることも多々あることに、再度目を向けるべきかもしれない。
 
posted by あうる at 11:04| Comment(0) | 出会い

2017年09月27日

喪失感と空虚感

 日経の日曜版で「ひらめきブックスレビュー」に紹介されている『定年後』(楠木信著)の書評。ビジネスパーソンが必ず迎える定年後の日常を氏のエピソードを交え、その後の人生をどう生きるべきかを提起している。
「誰からも名前を呼ばれなくなる!?」現役で仕事をしていると、当たり前のように名前や役職で呼ばれるが、退職すると名前を呼ばれる機会が激減するという。そのことによる疎外感、孤立感、空虚感はしみじみ堪えたそうだ。
 2冊目は『OPTION B』(シェリル・サンドバーク他著)、「第2の選択肢」という意味だ。内容は、最愛の夫の喪失体験と再生までのストーリーである。今更ながらネットで「喪失感」の意味を調べてみると、<自分の愛情・深い愛着の対象となっている「大切なもの」を失った時(または失ったと思った時)に感じる苦痛や空虚感を言う>とある。
 ここ数年のことで言えば、東日本大震災や福島原発、熊本地震等々の大災害で多くの方々が亡くなったり、実家や故郷を失ったり、多く有形無形の記録等々を失った方々の苦しみは、創造しがたいものがある。
 恐らくほとんどの方々が程度の差はあれ、近い体験していることだと思うが・・・・。思いが深ければ深いほど、あるいはまた日常存在して当たり前だった感が強ければ強いほど、失うことで過度な喪失感や空虚感にとらわれるものだと思う。心の中にぽっかり穴が開くように・・・・。
 10年ほど前、作家の城山三郎が伴侶をなくしたころのエッセー「そうか、もう君はいないのか」を読んだ時に感じたことや文芸評論家の江藤淳の死に至るまでのことを思うと、おそらく私自身は、決して耐えうるまいと思っている。
 蛇足になるが、半世紀前に夭逝した大宅歩(大宅壮一の長男)が残した『詩と反逆と死』という日誌風エッセーは、10代に出会った書の中で、記憶に残っている1冊だ。
 
posted by あうる at 07:47| Comment(0) | 出会い