2017年03月11日

6年前の今日。

 6年前の今日、あの忌まわしい3.11東日本大震災が起こった。2万人を超える方々犠牲になり、いまだ2千人以上の方が、行方不明のままである。毎年仮設住宅で生活している高齢者へのインタビューを聴いていても、彼らの周辺では決して復興は進んでいるように思えない。
 家族を失った方々の心の傷跡は、想像を絶するほど深く、片時も忘れ去れない悲しみや絶望の狭間の中で6年間頑張ってこられたことに、改めて敬意を表したい。正直なところそのくらいしか言えない自分に情けなさを感じるが・・・・・。
 引き続き生じた福島原発事故による災害についても、故郷を離れた被災者の心の中は、心無い差別感に苛まれ、同じ日本にいながら、悲嘆にくれたままだ。いったいいつになったら、6年前の心の平和を取り戻せるのだろうか・・・・。せめて日本人同士が、境遇を超えて心の痛みを感じ取れる日が来ることを願うばかりである。
 私自身もここ数年、時間の経過が心を揺さぶられた体験や記憶が後退していったり、様々な事情に尖っていた感覚が鈍化したり、年を重ねてゆくということは、そういうことなのだろうか・・・・と自問自答しているが、一方で年々自分を取り巻く環境は大きく変わってゆく現実がある。
 原発事故により郷里も仕事も失い、それでも歯を食いしばって「負けてたまるか!」と強い思いを持って立ち向かった方々の思いが、報われることもなく雲散霧消していくことは、あってはならないと思うのだが・・・・。
posted by あうる at 19:56| Comment(0) | 地域

2017年02月25日

表面化する様々な現象!?

 トランプ大統領が誕生して以来、様々な現象が起きている。世界中で勢いを増しつつある難民拒否や反移民運動の高まりに始まり、白人至上主義の台頭。そもそもアメリカは移民の国であり、人種の坩堝、つまり様々な人種を一つの炉壺の中で溶解して、アメリカ国民として一体化してきた歴史がある。
 所謂、白人の比率が有色人種を下回り、マイノリティになることへの危機感からか・・・、加えて働く場が他の人種に浸食されていることを口実にしてか・・・、その辺の事実関係は正確には把握できないが、いずれにしても以前から根深くあったであろう人種差別が、トランプ大統領の出現で堰を切ったように表面に現れた。
 気になるのはアメリカに限らず、ヨーロッパ各国でトランプ現象が起こる前から、シリア難民の問題がトリガーとなり、右傾化し始めていることだ。そもそも「民族主義」「国粋主義」「排外主義」と自国に対する愛国心とは、別なものであると思うのだが・・・・。
posted by あうる at 15:23| Comment(0) | 地域

2017年01月31日

グローカル

 正月明けの仕事始め以来、お客様の挨拶回り、様々な新年会等々で明け暮れ、今月は慌ただしく過ぎた。弊社にとって1月は新年度のスタートの月でもあり、極めて大事な月である。今年はどの新年会に行っても、冒頭の挨拶はもっぱらトランプ新政権の話題一色。そうこうするうちに1月最終日である今日に至った。
 トランプ新政権の政策発表後は、米国内はデモが続発。米国に向かう海外の空港は混乱状態。海外の首脳からは批判の嵐。政治・経済にかなりの悪影響が出ると予想され、近年にない不安が多い年明けとなった。
 ’90年代にもてはやされたグローバリゼーションは、一部ではアメリカニゼイションと揶揄され、新自由主義の台頭をもたらし、2000年代に至っては日本の小泉内閣の構造改造論(民営改革、不良債権処理等々)とつながってゆく。
 小泉政権時代の国会での劇場中継(?)により「パラダイムシフト」「官から民へ」「中央から地方へ」等々、今思えば様々なレトリックやロジックが繰り広げられ、日本中が翻弄された感もあった。あれは一種のポピュリズムではなかったか・・・・。
 ところでトランプ大統領のポピュリズム、反グローバル化!? 保護主義!?を非難ばかりしていられない。小国であろうが大国であろうが、自国の国益優先は自明の理である。本音を言えば、一般論として所詮、ローカリズム(地域主義 右矢印1 地域最優先)に帰結するのではないか・・・・と思う。
 ただし目先の利益を追うばかりではなく、地球規模で考える問題(環境・医療・人種・宗教等々)や国・地域で考える問題の中から、最優先事項は何か・・・・、つまり「何をFirstとするか・・・」をじっくり考えてみる必要がある。その答えは現在、今のところ誰も明言できない。
 いずれにしても昨年あたりから耳にする新造語、「グローカル」(グローバルとローカル・・・地球規模の視野で考え、地域視点で行動する。)の意味をもう一度考えてみたい。
posted by あうる at 14:35| Comment(0) | 地域