2019年10月08日

NHKスペシャル「大廃業時代〜会社を看取(みと)るおくりびと〜」

 昨日のNHKスペシャル「大廃業時代〜会社を看取るおくりびと」を観た方も多いと思うが、企業の廃業件数は年々増加の一途をたどっており、経営者の8割以上が後継者もなく相談する人もなく、孤立無援で廃業に追い込まれているようだ。所謂「企業の孤独死」の時代が訪れたという。
 専門家に言わせると、結果的に取引先企業や地元金融機関に大きな損害を与え、地域経済に地盤を揺るがすと警鐘を鳴らしている。したがって早いうちに専門家のアドバイスを受けるべきだというのである。
 かつて60年代から70年代にかけて創業され、右肩上がりを経験してきた多くの中小企業。90年代のバブル崩壊、2008年のリーマンショック(世界大恐慌)を経て、8割を超える中小企業は、売上減少・高齢化・後継者問題で苦しみ、年間4万件を超える大廃業時代を迎えているとのこと。
 借入金の返済を猶予する政策やマイナス金利など超低金利政策などで、火の車の経営状況を乗り越えてきたが、ここにきて倒産か廃業の二者択一の岐路に立たされている企業が多い。
posted by あうる at 09:19| Comment(0) | ニュース

2019年06月29日

気になるふたつの判決

 このところ気になる判決が続いている。一つは「大崎事件」の再審取り消し。事件から40年経過しているので、私の記憶の中からすっかり消えていた。当時は関係したと思われる4人の方々に、それぞれの懲役刑の判決が出た。
 刑期満了後、第一次再審請求。その後、決定、棄却が繰り返され、ようやく3次再審請求が17年に地裁が決定。最高裁宮崎支部も再審開始決定。にもかかわらず、つい最近の報道(6月25日)では最高裁が再審開始決定の取り消し、請求を棄却した。法医学鑑定と心理鑑定がそろい地裁も高裁支部も再審開始を認めていただけに、残念でならない。ご家族の心境は察するに余りある。司法関係者の論議を呼びそうだ。
 もう一つは、ハンセン病家患者の隔離政策による家族への差別被害。熊本地裁は原告541人について損害賠償の責任を認めた。96年にらい予防法が廃止され他後も、正しい知識を普及して偏見を拭い去る義務を怠ったとの判断だとのこと。今後、国の判断と対応が注目される。
 二つ判決から、当事者の方々はもとより、家族が受ける「差別や偏見」は想像を絶するものがある。最近ではSNS等によるフェイクニュースで「差別、偏見等々」は度を越している。救いは、情報の選択肢が多数あり、真実であるかの判断は受け取り手に委ねられることだ。所謂、オルタナティブ・ファクト(もう一つの真実=うそ)を見抜く見識が個々に要求されるわけだ。
 40年の時を経て思うに、ある意味で70年代までのアナログ時代は、今ほどの情報は氾濫しておらず、媒体の伝達力も弱く、一方通行による情報の固定化や選択肢としての判断材料が乏しい時代であったかもしれない。さて、令和の時代はどんな時代に・・・・。

posted by あうる at 12:37| Comment(0) | ニュース

2019年05月15日

米中の貿易戦争に思う。

 米中の貿易戦争がかなり深刻になってきている。世界中の景気動向に多大な不安を投げかけることになる。かつて8%以上のGDPを挙げていたころの中国は、世界の生産工場といわれていたが、生産性が上がるにつれ所得も上がり、生産コストが上がる。ここ数年は諸外国のメーカは、中国を中心とする生産拠点をアジア諸国やの別の地域に移転し始めている。
 日本もそうだったように、先進国になる国は発展途上の過程で、必然的に経験することである。生活が豊かになり始めると、国内では生産コストが高くなるので、気が付けば、製造業の拠点は海外に移り、国内の基幹業種である製造業は下降線をたどり、サービス業が台頭してくる。
 米国のサービス業が全業種で占める比率は、80%前後であろうし、日本は60%、中国は50%、他の先進国はこぞって70%を超える。ただし日本と違い、サービス業の収益性が高いと言われている。質はともかくとして・・・・。
 問題はそのサービスの生産性つまり収益性が高いかどうかであろう。奉仕に近いサービスでさっぱり生産性が上がらないサービスは、ボランティアのような存在になってしまう。
 いずれにしても今回の米中の関税問題を機に、あらゆる生産拠点が、東南アジアの諸国に移転する可能性がある。ローコストを追い続けることは、安い労働力を求める大手経営者の方針は世界各国共通だ。ただし企業規模の大小を問わず、製造業もサービス業もその良質性を問われている時代であることは、間違いない。
 そういえば、’80年代のレーガン時代に米国は「双子の赤字」(財政収支と、経常収支(輸出入など対外取引の帳尻)が、ともに赤字になっている状態。)に苦しみ日本にも、かなり無理な要求を押し付けてきたことがある。
 1年半後の東京オリンピック・パラリンピックでは、日本人ひとり一人が持っている<おもてなし>の精神をを披露する最大のチャンスだと思う。心に染み入る日本人の「おもてなしの神髄」を是非とも世界から集まる多くの皆さんに知っていただきたいと思う。
posted by あうる at 10:19| Comment(0) | ニュース