2020年04月22日

文化の灯が消える!?

 病院や介護施設で新型コロナウイルスの感染が多発している。封鎖された病院には多くの高齢者や重篤な入院患者の方々がおられるし、介護施設の多くは人手が足りないのが現状である。医療関係者や施設関係者が感染してしまうと医療弱者である重篤患者や介護を必要とする高齢者にとって命に係わる。
 この病気の特徴の一つに、潜伏期間が長いことと無症状の保菌者が数多く潜んでいるところにある。したがって知らず知らずに感染してしまうことことも多々あるようだ。感染経路不明は当然起こりうることだ。
 国で発令した「非常事態宣言」から昨日で、2週間経過した。感染爆発はしていないもののピークアウトしたとも言い切れないデータである。5月6日までの2週間でどれだけの結果が残せるか、我々の努力が大事であることは勿論、最前線で命がけで戦っている方々に感謝と敬意をこめてエールを送らずにいられない。
 弊社は仕事柄、比較的芸術文化に関するお仕事をさせていただいている。今回の新型コロナウイルス感染症の拡大により、ほとんどの公的施設等は閉館になっている。ご存知の通り、音楽、芸術、芸能等々の様々な分野の文化的活動は、ほとんどが延期か中止になっている。このままでは文化活動の火が消えてしまうのでは・・・・と案じる方々のお一人、劇作家の宮本亜門さんが、世界に向けて「上を向いて歩こう」プロジェクトを始めた。是非、PCかスマホでご覧になってはいかがでしょうか・・・・。
 
 
posted by あうる at 15:55| Comment(0) | ニュース

2020年03月25日

宮城まり子さんが亡くなった。

 肢体の不自由な子供たちの養護施設「ねむの木学園」を設立して園長を務め、「ガード下の靴みがき」などのヒット曲で知られる歌手で俳優の宮城まり子のさんが亡くなった。私生活では作家の故吉行淳之介氏と長年パートナーとして支え合ってきた方だ。東京都出身。21日午前6時55分ご逝去、享年93歳。 心からお悔やみ申し上げる。
 テレビ局がスタートした昭和30年代ころから頻繁にテレビに出演していた。宮城まりこさんと丹下清子さんさんがコンビを組んでコミカルな歌と踊りをしなが、ギャグめいたセリフを飛ばしていた番組もあった。私は小学校低学年だったが、当時としては楽しい番組だった。彼女がテレビ番組の中でで歌った「毒消しゃいらんかネ」、映画の主題歌「ガード下の靴みがき」等々のヒット曲は今でも鮮明に覚えている。
 私生活では、大作家吉行淳之介との関係。第三の新人(芥川賞を取る前)の頃からの所謂、不倫の付き合いのまま、生涯共にしたのは有名な話である。当時の吉行淳之介は、文壇一の色男の誉れ高く、その女性の持て振りは半端なものではなかったそうだ。我々学生時代(’70年代)は、酸いも甘いも知り尽くした作家として、男として垂涎の的だった。
 そんな大作家の心をつかんだのは宮城さんの福祉にひたむきに取り込む誠実な姿勢だったのであろう。三年前、障碍者施設で起きた“過去に例のない差別犯罪”を起こした人は、宮城さんの「ねむの木学園」での活動を知っていたのだろうか・・・・。 
posted by あうる at 08:21| Comment(0) | ニュース

2020年02月10日

「国は異なれど天は同じ」

 ここ数日間、札幌は20p〜30p単位の連日の雪で、我が家の周辺はすっかり冬景色となった。気温は−7℃〜−10℃。降雪量はともかく、厳寒の冬到来である。
 さて、世界中の関心事である依然として先が見えない新型コロナウイルス。感染拡大は、様々な現象を引き起こし、一刻も早いワクチンの開発が急がれる。
 感染者への差別・偏見への影響は、意外な形で表面化し始めている。加えて、各国での経済活動にも水面下で少しずつ打撃が出始めている。SNSという身近な伝達手段を通して様々な情報が発信され、その内容の真偽はともかく、公私にわたり世界中に拡散され、不安を増幅させている。
 新時代だからこそ生じる「不安」なのであろうか・・・・。今更のようにそれらの情報に日々、不安に駆られる自分自身に気づかされる。「国民の利益と安全を守る」ことが政治家の重要な任務であるとすれば、各国が「自国民ファースト」で政府が動くのは当然と言えば、当然のことだろう。
 が、しかしこういう緊急時こそ、政治・医療・教育・芸術等々にかかわる多くの人たちは、自国の利益を超えた「寛容な理念」を持つべきであろうと思うのだが・・・。先日の日経の「春秋」の文中に鑑真和上が日本行きを決意するお言葉があった。「国は異なれど天は同じ」、けだし名言。
 クルーズ船内で隔離されている4千人近い様々な国の乗客の状況が映像で明らかになるにつれ、高齢者が多いだけに、彼らの体力面・精神面での不安がいかに深刻であるか、手に取るように伝わってくる。ご家族も気が気でないだろうと思う。
posted by あうる at 17:04| Comment(0) | ニュース