2018年03月06日

来る人、逝く人。

 昨年暮れにSさんからお電話をいただき、今年の2月に北広島市駅のコンコースで写真展を開催すると話していた。もう40年近くなるが、当時弊社に勤めていた方の紹介で、Sさんが町議選に出るとのことで、入社したばかりの私が選挙のお手伝いをしたことがある。印刷物作製は勿論、日曜日にはリーフレットの配布作業や選挙カーに乗り、手作りの選挙運動だったが、何とか当選した。その後、私も札幌から北広島に移り住むことになった。まだ、札幌郡北広島町のころだ。
 Sさんとは、議員を離れてからアマチュア写真家として活躍され、北海道新聞の地方版で紹介されていた。2月に写真展を開催するはずだったので、気になっていた矢先、訃報が入った。暮れにお話ししたときは、体調があまり良くないと語っていたが・・・・・・、残念でならない。
 時を同じくして高校時代の担任の先生の訃報を知った。そのことは3月3日の同期会でも話題になった。最近、身の回りでの訃報を耳にするたびにわが身の老いを感じる。昨年まで出席していた故人なったN君を筆頭に、同期会の出席者は例年に比べ様々な事情で10人ほど減少した。とは言え、10年ぶり、50年ぶりのクラスメイトにも再会できた。ともあれ元気だったのは嬉しい。まだまだ頑張らなくちゃね!
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posted by あうる at 10:46| Comment(0) | 交友

2018年02月18日

演劇は楽し!

 40年来の友人と今年初めて差しで飲む機会があった。実は、飲む前に小劇場で上演された少々過激な芝居を観劇した。舞台は「場」が変化するたびに照明が消え、目まぐるしく場面が変わる。
 暴風雪で道路が閉鎖された状況の中、様々な事情を抱え避難してきた数人の男女と逃亡してきた強盗殺人犯とのホテル内での人間模様を描いている。かなり重たい題材を扱い、場面は早いテンポで目まぐるしく変わる。結末は意外な展開へ―。
 原作者、脚本・演出家は道内在住の一流の方々だ。会場は超満員。最後列で観ていたが、役者のセリフ、一挙手一投足が場内に響き渡り、迫力満点だった。とりわけ警官役の存在感が光っていた。
 殺人犯を追う警察官が観客席の上段に座る私のほうに銃砲を向けて、「パーン」と発砲するラストシーンは、劇的な演出だった。久しぶりに飲みながら、芝居の終盤の話になると、「少しハピー過ぎるかな・・・・」と共通の感想。
 この業界に入り、間もなく40年になる。そのころ知り合ったのだから最も古い数少ない友人の一人。まさかの長期にわたる付き合いになってしまった。ある仕事上のトラブルがあった時、「一生の付き合いになるかもしれないね。」と当時お互いに言っていたというが、あまり覚えていない。
 今度飲むときは、もう少し暖かい日がいい。また演劇を観る機会があれば、尚好し!それにしても、いい演劇、いい酒でした。

posted by あうる at 22:29| Comment(0) | 交友

2017年10月15日

クラスメイトN君、Good bye−。

 高校のクラスメートN君が亡くなった。数年前から同期会に参加をしてくれるようになり、一昨年再就職も決まり、意気揚々としていたのだが・・・・。3月の同期会に会って、その後元気でやっているとばかり思っていた。
 浪人時代も同じ予備校で、ちょうど今頃だと思う。大通公園の8丁目周辺でベンチに腰掛けてていた私に声をかけてきたのが彼だった。「林下、久しぶりだなぁ〜。どこ受ける? 俺、浪人してから成績伸びなくてさ・・・・」高校時代そこそこの成績を上げていた彼が、幾分弱気な口調で言ってきた。
 私は、8月以降急激に予備校の模擬試験の成績を上げていたので、高校時代に地道に実績を上げてきた彼にはショックだったのかもしれない。その後、彼は1浪でM大の商学部に合格し、私は志望校に不合格。悲嘆にくれての帰札。意を決して、東京で2浪目を過ごすことになる。今思い出しても一番つらい時だった。
 東京での学生時代は、N君とは全く接触することもなく、40歳近くになり同期会の幹事になってから、連絡を取るようになった。縁は不思議なものである。同期の親しくしている友人にM大卒が多く、たまたま同級の彼と連絡が取れるようになった。
 毎年3月に開催する同期会にもここ数年、出席してくれている。そんな旧交を温めるようになった矢先の訃報だった。通夜には出られなかったが、告別式に参列させていただいた。若き日の様々なことを思い巡らしながら、半年ぶりに彼の穏やかに顔に再会。ご家族にもお会いする機会を得た。 合掌

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 右側がN君です。  

posted by あうる at 20:30| Comment(2) | 交友