2020年02月16日

幻の講演。

 野村克也さんが亡くなった。3年前、奥さんのサッチーこと野村幸代さんが亡くなられてから、かなり精神的にも健康面でも不安定な状態が続いていたようだ。
 お二人でテレビに出演していた全盛のころ、特にサッチーは怖いもの知らずで、周囲に臆することなく、ストレートに発言していた。半面、ご主人の野村元監督は、ぼそぼそとボヤいたり、時にはずばり核心を突くことで人気のキャラクターだった。監督時代に「ID野球」と言われ、データを駆使して科学的に進めていく緻密な野球で日本を代表する選手を育てたり、ピークを過ぎたかに見えた選手を見事に蘇生復活させてきた。
 似合いの夫婦とはこういう夫婦を言うのかと思わせるほど、好対照のキャラで、所謂姉さん女房である。かつての大スター巨人の長嶋・王元監督をライバルとして、戦後初めての3冠王となり、選手としても監督としても、ひたすら地道に実績を積み上げてきた苦労人である。
 時代は皮肉なもので、どんな実績を残そうとも、大スターは別物である。野村元監督は、選手時代を含め決してスター選手・監督ではなかった。だからこそ生涯、長嶋・王に対しては、劣等感を持ち、負のエネルギーうを燃やしてきたのだろうと思う。結果、選手・監督時代共に、残した実績は超一流である。
 奥さんを亡くした直後、新聞社主催の講演会で野村元監督の講演を聴く機会があったのだが・・・・、実は直前に体調不良で中止になってしまった。楽しみにしていただけに、今だに残念でならない。
posted by あうる at 12:45| Comment(0) | スポーツ

2019年11月23日

失望と希望の九州場所。

 明日が千秋楽の大相撲九州場所は、相撲好きの私でも中盤からすっかり興味を失ってしまった。横綱鶴竜の休場はともかく、カド番大関豪栄道と高安、大関陥落の栃ノ心の休場。大関に復帰した貴景勝の優勝争いからの脱落。幕内優勝2回の経験者である関脇御嶽海は、横綱白鳳戦の大一番破れて負け越し。同時に千秋楽を待たずして白鳳の43回目の優勝が決まった。失望の原因をあげつらえば枚挙にいとまがない。
 一つだけ希望を持たせてくれたのは、小結朝之山のスケールの大きい相撲を見せてもらったことくらいかと思っている。近い将来、大関は勿論、その上も目指せる逸材であることは間違いない。年明けの初場所が楽しみな関取だ。もたもたしていると、貴景勝を筆頭とする若手力士の中では相撲の取り口から言っても、2年位ほどで出世頭になる可能性は充分だ。
 朝之山はど素人の私が言うのも口幅ったいが、若手の中では技の引き出しが抜きんでていると思う。いずれにしても今場所は、明日一日あるが、全く面白みのない大相撲だった。あえて期待を込めて言うなら、1月の初場所はベテラン力士の復活と若手力士の奮起に希望を託したい。
 
posted by あうる at 22:57| Comment(0) | スポーツ

2019年10月18日

東京五輪マラソン・競歩開催地、変更!?

 水面下での動きは皆目分からないが、にわかにマラソン・競歩の会場が札幌に浮上し、IOCの意向だとすでに決定とのことである。「寝耳に水」とは、正ににこんなことを言うのか・・・・と思いつつも、IOC(バッハ会長)はかなり思い切った判断をしたものだ。
 つい最近のドーハ世界陸上の暑さ対策等々(男女マラソンは真夜中のスタート)を顕彰しても、女子マラソンは68人中、途中棄権は28人で完走率が60%を割ったのは大会初。昼やっていたら死人が出たのでは・・・・と言われている。
 男子50キロ競歩も完歩率は約61%。前回大会覇者、リオ五輪王者も含め、46人中18人が棄権。金メダルを取った鈴木選手ですら、東京五輪のコース変更を訴えたという。「地獄だった」と表現した選手もおり、五輪への懸念が深まっていた。
 数年前から暑さ対策については、かなり不安視されていたが、ドーハの世界陸上のマラソンと競歩が会場変更の引き金になったと思う。やはり選手の健康、安全性等々を考えると、可能な限り選手に負担のかからない場所と言うことで札幌が選定されたのだろう。
 市民としては大いに喜ばしいことだが、大会まで300日と言う厳しい日程で準備する側の段取りも大変だ。露骨に不快感を露わにした東京都知事の弁はともかく、やはり世界一流のアスリートたちの健康面を最優先課題として決定すべきであることは否めないであろう。
posted by あうる at 13:09| Comment(0) | スポーツ