2019年10月18日

東京五輪マラソン・競歩開催地、変更!?

 水面下での動きは皆目分からないが、にわかにマラソン・競歩の会場が札幌に浮上し、IOCの意向だとすでに決定とのことである。「寝耳に水」とは、正ににこんなことを言うのか・・・・と思いつつも、IOC(バッハ会長)はかなり思い切った判断をしたものだ。
 つい最近のドーハ世界陸上の暑さ対策等々(男女マラソンは真夜中のスタート)を顕彰しても、女子マラソンは68人中、途中棄権は28人で完走率が60%を割ったのは大会初。昼やっていたら死人が出たのでは・・・・と言われている。
 男子50キロ競歩も完歩率は約61%。前回大会覇者、リオ五輪王者も含め、46人中18人が棄権。金メダルを取った鈴木選手ですら、東京五輪のコース変更を訴えたという。「地獄だった」と表現した選手もおり、五輪への懸念が深まっていた。
 数年前から暑さ対策については、かなり不安視されていたが、ドーハの世界陸上のマラソンと競歩が会場変更の引き金になったと思う。やはり選手の健康、安全性等々を考えると、可能な限り選手に負担のかからない場所と言うことで札幌が選定されたのだろう。
 市民としては大いに喜ばしいことだが、大会まで300日と言う厳しい日程で準備する側の段取りも大変だ。露骨に不快感を露わにした東京都知事の弁はともかく、やはり世界一流のアスリートたちの健康面を最優先課題として決定すべきであることは否めないであろう。
posted by あうる at 13:09| Comment(0) | スポーツ

2019年09月29日

ラクビーW杯!

 ラクビーW杯のアイルランド戦には驚いた。まさに歴史的勝利だ。前回の対南アメリカ戦はほとんど期待されていなかっただけに、土壇場での大逆転を呼んだ判断力は世界中の驚きと称賛を得た。日本代表選手以外の世界中のほとんどラクビーファンは、ひょっとすると日本のラクビーファンも、ラッキーな勝利としか思っていなかっただろう。
 今回のW杯は開催地が日本ということもあって、その盛り上がりは凄まじい。どの国のラクビーファンもサッカーのようなフーリガン(凶暴なファン)は、ほとんどいない。相手選手や相手国へのリスペクトする気持ちが、今まであまり関心のなかった私のようなものにも、ひしひしと伝わってくる。
 所謂、ラクビーを愛する者、独特のノーサイドの精神(試合以外では敵も味方もないと言う考え方。試合が終了すれば、わだかまりなく相手を讃える。)だ。敵味方の意識があるにせよ、応援は敵味方の場所の区別もなく、その紳士的な言動には心を打たれる。
 あれだけ闘争的なスポーツにもかかわらず、試合中のトラブルもなく、国同士の政治的な問題もほとんど持ち込まれることもなく、実にインテリジェンス溢れ、ハートフルなスポーツである。日本中が沸き上がり、世界各国の観戦客も盛り上がり、東京オリンピックのいい御膳立てが出来上がったことだろう。
 あと2試合、チーム一つになって結果を出し、決勝トーナメント進出をしてもらいたい。それを夢見ているのは、私だけではないだろう。
posted by あうる at 11:51| Comment(0) | スポーツ

2019年01月16日

稀勢の里引退!

 初日から3連敗。いよいよもって稀勢の里が引退を決意した。誠に残念である。モンゴル勢が上位を独占する中、若き日の稀勢の里は大器の誉れ高い力士だった。早くからその素質を専門家も相撲ファンも期待していた若手力士の筆頭株だったはずだ。それだけに残念至極である。本人も無念であろうと思う。
 日本人力士の優勝が遠ざかっていた中で、10年ぶりに大関琴奨菊が優勝し、稀勢の里の闘争心に火をつけてくれた。その後、優勝経験のないまま横綱となり、横綱昇進後は、2場連続優勝。しかも2回目は怪我をしながらも優勝決定戦に持ち込み、照ノ富士に逆転優勝。という劇的な優勝を果たしたのだが・・・・。
 皮肉なことにその後は、照ノ富士もケガからの回復が遅れ、幕下転落。大関まで上り詰めた勢いは全くなく低迷している。やはり力士の怪我は我々が想像する以上に厳しい現実が待ち受けているのだ。他のスポーツと比べると歴然として厳しい。これが数百年続いている相撲界の習わしなのである。
 今日、涙の引退記者会見をしたようだが、これだけ相撲ファンや関係者から判官びいきをしてもらった力士も珍しい。何とも言えない愛嬌のある風貌と会力士に取りこぼしが多いが、上位陣(モンゴル出身力士)にはめっぽう強かったということも人気の大きな要因であろう。ほんとうに寂しくなる。

角力取に関する悲哀を詠った俳句がいくつかある。紹介したいと思う。

「負角力其の子の親も見て居るか」(小林一茶)
「わづらふと聞けばあはれや角力取」(正岡子規)
「幾秋を負けて老いたる角力かな」(正岡子規)
「貧にして孝なる相撲負けにけり」(高浜虚子)
「親のみぞ力士のいたみ誰ぞ知る」
posted by あうる at 18:21| Comment(0) | スポーツ