2020年10月27日

報道番組を観て

 夜の報道番組を観ていると、様々な論客たちが出演し、正論あり、詭弁あり、論点のすり替え等々が見受けられる。流石、リベートにたけた先生方であるだけに、感情をむき出しにして話すことはないが、かなり冷静と思われる先生でも、寸鉄釘を殺すような言葉が飛び交うこともある。
 かつて80年代から90年代にかけて、田原総一朗が「朝までテレビ」という番組で、様々なジャンルの個性豊かな論客を20人くらい集めて、思い思いの意見を戦わせていた。番組では一対一の論争というよりは、イデオロギー的には右左中道のような論客人を集めていたので、グループ論争になっていたが、新旧の自己主張の強い論客が話し始めると、収拾がつかなくなる。
 番組の進行役・田原氏の行事ぶりが冴えていたこともあり、出演者の多くに発言の場が与えられていたにもかかわらず、ブリ切れることもなく、実に楽しい番組だった。結局、私は、ずるずると朝まで観てしまった口である。今思えば、田原氏の気遣いと強力なリーダーシップ故に成り立った番組だと思う。
 シビアな論争も必要だが、論破して勝ち誇ったところで、何が残るのだろうか・・・・。最近の論客たちの話を聞いていると、お昼の番組で通用しても、それなりの事実認識をしている者同士が集まると、何とも色あせてしまう詭弁家も少なくない。
 いづれにしても論議なくして、相手を理解することは難しいと思う。真正面からの論議をすることは困難かもしれないが、くれぐれも詭弁を弄する議論に陥らないでほしいものだ。
posted by あうる at 13:08| Comment(0) | 政治
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