最近、不可解な出来事が二つほど続いた。ことの発端は、対顧客(私自身)に対する相手方の接客態度である。しかもどちらも社会的にはい一流の称号が与えられている有名な会社である。所謂、クレイマーとか年寄りの冷や水とか思われると困るので、内容については伏せておくとして、二日連読不愉快な思いをしただけに、いささかショックだった。
慇懃無礼なほど丁寧な対応を要求しているわけではないが、おもてなしや親切とは程遠いい、事務的な木で鼻をくくった言葉遣い等々にはいささか閉口した。
若い時には気にもしなかったり、簡単に引き下がったるしていたことが多かったが、10年くらい前から妙に義憤を感じてしまう。納得のいかない対応については、時には苦言を呈する。これが所謂、高齢化現象なのだろうか・・・・。余計なことは言わない。それが分別ある高齢者なのかもしれない。
そもそも私が関わってきた印刷業は、建築業と同じ受注産業であるが、一方で揶揄気味に「クレーム産業」という諸先輩が多くいた。つまり相手側の描いた通り出来上がることは、100%ありえないし、細かなことにクレームをつけると際限がないからだ。メーカーが完成品を徹底的に検品販売する製品とは、全く異なる。
したがって印刷業は、制作プロセスでお客様とのコミュニケーションが、重要になる。納品時のお客様の満足度の多くは、お客様への営業マンの対応で決まると言っても過言ではない。その意味で印刷業は、製造業でありながらサービス業としての機能は欠かせない。俗に2.5産業とばれる所以でもある。
2019年09月11日
印刷業は、サービス業
posted by あうる at 08:51| Comment(4)
| 高齢者
それだけに、「制作プロセスでお客様とのコミュニケーションが、重要になる」という言葉は〈著者との信頼関係構築が、重要になる〉とも言い換えられます。
普段仕事をする中で、無意識に感じていることを明文化していただき、とても腑に落ちました。ありがとうございます。
この頃四五十代の若者?には、年齢間の意識の違いを強く感ずることが多いですね。お互いに悪気は無いのですが、何か次元の違う世界に生きている違和感(虚しさ)を感じています。
先日も、前からこうしています。間違っていないと思います。という話にこう思いました。私たちは戦後まもなく生まれた世代です。前の世代は戦争をした世代ですから前の通りではなく新しい理想へと考えなければと思う世代でした。しかし、今の世代は、高度成長と長期の平和を創ってきたきた前の通りにすることが良いと考える世代です。分かり合えないのは仕方ないのかもしれません。同じ年代で川島英吾を詠いながら飲みましょう。