「黙読」「黙筆」「黙談」「黙殺」「黙考」「黙示」「黙祷」「黙約」「黙想」「黙諾」等々、以前から一般的に使われていた黙のつく2文字の漢字は、思いつくだけでも枚挙にいとまがないほどある。
足掛け3年に亙るコロナ禍の中で、最近では、『黙食』『黙浴』『黙煙』」『黙乗』等、コロナ感染をいかに防ぐか、学者や官僚が苦肉の策でひねり出した新造語の2文字熟語生まれているようだ。さすがにカラオケ店では、「黙唱」の張り紙の話はないし、トイレでの「黙便」の張り紙はないが・・・。
いずれにしてもコロナ禍の感染予防状態が2年半近く続き、未だにマスク着用の是非が問われている日本においては、個々に疑問を感じることなく、仮に感じていたとしても、長い歴史の中で、自己責任を責任転嫁にすり替えてきた国政策(?)を刷り込まれた国民性のなせる業なのかもしれない。国民の多くは、国の言われるままに、実行しているわけだ。何ともばかばかしい話ではあるが、漢字を作る側は連想ゲームの如く文字ずらを選択しているのであろう。
報道を見ていても、生死がかかったロシアのウクライナ侵略の現場では、マスク着用どころではない。日本人の慎重かつ勤勉さは、やはり世界でも特異なものなのであろう。景気対策においてもしかり。208年のリーマンショックの時のように、先進国の中では、最も被害が少なっかったにも拘らず、もっとも景気回復が遅れる国だったのだから・・・・。そもそもマインドが大らかになれない民族なのであろう。
2022年06月28日
マインドが弱い!?
posted by あうる at 12:03| Comment(0)
| 言葉
2022年06月16日
矢沢永吉の悠々自適
先日、矢沢永吉と福山雅治のラジオトークをユーチューブで聴いた。以前から矢沢永吉がNHK大河ドラマ「龍馬伝」で<坂本龍馬>演じた福山にぞっこん惚れ込んで、対談のラブコールを送っていてそうだ。
ようやくスケジュールが合い、福山との対談が実現した。矢沢のオープンでスケールの大きい話っぷりと福山の歯切れのいい切り口がかみ合い、実に面白い内容になった。以下放送内容を僕なりにまとめたものです。
二人の年齢差は20歳。矢沢72歳、福山53歳。矢沢がデビューしたころは福山が13歳というから、中1だろうと思いう。世代を超えて話は弾み、ある意味で、お互いにリスペクトし合っているようにも思えた。
福山曰く、「矢沢さんは日本のロック界を50年間引っ張ってきて、もう『悠々自適』の生活をしてもいいんじゃないかと思うんだけど・・・・。今度、新国立競技場で日本人初めてのコンサートやりますよね!それって一体なんなんですか・・・・。」
「そもそも『悠々自適』なんて存在しないいんだよ。誰かマスコミ関係の人が言い出したのだと思うけど・・・・。人間、65歳位までは、自分のペースでやりたいようにやってこれるけど、それ以降は俗にいう『悠々自適』どころか、自分に目標を決め、それに向かって必死に頑張ってきたから今があるのであって、のんびりマイペースでやってきたわけじゃない。」と矢沢。
「<悠々自適の生活>、あんなもの作り事だ。あんな言葉、幻想なんだよ。ミックジャガー(ローリングストーンズのボーカル・78歳)だって未だに世界中でコンサートやっているじゃない。俺は、音楽以外にも様々なことをやってきたし、ほしいいモノをそれなりに手に入れてきた。でも行きつくところは、銭金じゃなくてライブ(アート)だろう。心を満たしてくれるのは・・・・。」矢沢は、話し続ける。要約すると、そんな内容のことを言っていたような気がする。正に言いえて妙である。
20歳年下の福山もさすがに圧倒されたのか、矢沢の説得力とプロ魂に脱帽した様子だった。矢沢の永ちゃんが、未だにエネルギッシュで若々しいのは、人知れず積み重ねている努力と周囲への熱い感謝の気持ちなんだろうなぁ〜。幾つになっても、夢や希望を持ち続ける矢沢栄一こそ、僕ら団塊の世代のリーダーなのであろう。不思議なことに、日本のプロ野球で三冠王を三度取った落合満博と共通するものを感じた。
ようやくスケジュールが合い、福山との対談が実現した。矢沢のオープンでスケールの大きい話っぷりと福山の歯切れのいい切り口がかみ合い、実に面白い内容になった。以下放送内容を僕なりにまとめたものです。
二人の年齢差は20歳。矢沢72歳、福山53歳。矢沢がデビューしたころは福山が13歳というから、中1だろうと思いう。世代を超えて話は弾み、ある意味で、お互いにリスペクトし合っているようにも思えた。
福山曰く、「矢沢さんは日本のロック界を50年間引っ張ってきて、もう『悠々自適』の生活をしてもいいんじゃないかと思うんだけど・・・・。今度、新国立競技場で日本人初めてのコンサートやりますよね!それって一体なんなんですか・・・・。」
「そもそも『悠々自適』なんて存在しないいんだよ。誰かマスコミ関係の人が言い出したのだと思うけど・・・・。人間、65歳位までは、自分のペースでやりたいようにやってこれるけど、それ以降は俗にいう『悠々自適』どころか、自分に目標を決め、それに向かって必死に頑張ってきたから今があるのであって、のんびりマイペースでやってきたわけじゃない。」と矢沢。
「<悠々自適の生活>、あんなもの作り事だ。あんな言葉、幻想なんだよ。ミックジャガー(ローリングストーンズのボーカル・78歳)だって未だに世界中でコンサートやっているじゃない。俺は、音楽以外にも様々なことをやってきたし、ほしいいモノをそれなりに手に入れてきた。でも行きつくところは、銭金じゃなくてライブ(アート)だろう。心を満たしてくれるのは・・・・。」矢沢は、話し続ける。要約すると、そんな内容のことを言っていたような気がする。正に言いえて妙である。
20歳年下の福山もさすがに圧倒されたのか、矢沢の説得力とプロ魂に脱帽した様子だった。矢沢の永ちゃんが、未だにエネルギッシュで若々しいのは、人知れず積み重ねている努力と周囲への熱い感謝の気持ちなんだろうなぁ〜。幾つになっても、夢や希望を持ち続ける矢沢栄一こそ、僕ら団塊の世代のリーダーなのであろう。不思議なことに、日本のプロ野球で三冠王を三度取った落合満博と共通するものを感じた。
posted by あうる at 08:25| Comment(0)
| 来し方行く末
2022年06月02日
戒めの言葉。
俳人小林一茶の句で「めでたさも中くらいなりおらが春」とい名句がある。様々な解釈がされているようであるが、私自身は分相応を示唆した自戒の句として受け止めている。
そもそも多くの先達が残した言葉の中で、自らを戒める言葉は多い。いつの時代も洋の東西を問わず、人間は、好事が続き、権力を掌中にすると欲得は際限なく続き、本人か気づかぬうちに増上慢になる習性があるのだろう。
現代の名経営者・稲盛和夫が言う「足るを知る(知足)」「利他の心」、明治の思想家・杉浦重剛の「自訟」という漢詩、孟子の言葉で「覇道より王道」、孔子説く「中庸の徳」「治に居て乱を忘れず」等々、どの言葉も一度は耳にしたことがある言葉である。
何事も「ほどほどに」という感覚は大事なことだと思う。欲を言ったらきりがない。他と比べたら、嫉妬して、争うしかなくなる。二宮尊徳の思想「積小為大」こそ、凡人の目指すところであるに違いないと思う今日この頃である。
そもそも多くの先達が残した言葉の中で、自らを戒める言葉は多い。いつの時代も洋の東西を問わず、人間は、好事が続き、権力を掌中にすると欲得は際限なく続き、本人か気づかぬうちに増上慢になる習性があるのだろう。
現代の名経営者・稲盛和夫が言う「足るを知る(知足)」「利他の心」、明治の思想家・杉浦重剛の「自訟」という漢詩、孟子の言葉で「覇道より王道」、孔子説く「中庸の徳」「治に居て乱を忘れず」等々、どの言葉も一度は耳にしたことがある言葉である。
何事も「ほどほどに」という感覚は大事なことだと思う。欲を言ったらきりがない。他と比べたら、嫉妬して、争うしかなくなる。二宮尊徳の思想「積小為大」こそ、凡人の目指すところであるに違いないと思う今日この頃である。
posted by あうる at 15:56| Comment(0)
| 言葉