2020年02月10日

「国は異なれど天は同じ」

 ここ数日間、札幌は20p〜30p単位の連日の雪で、我が家の周辺はすっかり冬景色となった。気温は−7℃〜−10℃。降雪量はともかく、厳寒の冬到来である。
 さて、世界中の関心事である依然として先が見えない新型コロナウイルス。感染拡大は、様々な現象を引き起こし、一刻も早いワクチンの開発が急がれる。
 感染者への差別・偏見への影響は、意外な形で表面化し始めている。加えて、各国での経済活動にも水面下で少しずつ打撃が出始めている。SNSという身近な伝達手段を通して様々な情報が発信され、その内容の真偽はともかく、公私にわたり世界中に拡散され、不安を増幅させている。
 新時代だからこそ生じる「不安」なのであろうか・・・・。今更のようにそれらの情報に日々、不安に駆られる自分自身に気づかされる。「国民の利益と安全を守る」ことが政治家の重要な任務であるとすれば、各国が「自国民ファースト」で政府が動くのは当然と言えば、当然のことだろう。
 が、しかしこういう緊急時こそ、政治・医療・教育・芸術等々にかかわる多くの人たちは、自国の利益を超えた「寛容な理念」を持つべきであろうと思うのだが・・・。先日の日経の「春秋」の文中に鑑真和上が日本行きを決意するお言葉があった。「国は異なれど天は同じ」、けだし名言。
 クルーズ船内で隔離されている4千人近い様々な国の乗客の状況が映像で明らかになるにつれ、高齢者が多いだけに、彼らの体力面・精神面での不安がいかに深刻であるか、手に取るように伝わってくる。ご家族も気が気でないだろうと思う。
posted by あうる at 17:04| Comment(0) | ニュース