2019年09月08日

展示会「保坂正康の仕事」

 昨日、北海道立文学館で開催されている「保坂正康の仕事ー昭和史との対話ー」の展示会に行ってきた。展示された写真や作品を拝見して、あらためて氏の膨大な著書の数々と様々な(意外な)交友関係を知り、大変楽しいい時間を過ごさせていただいた。
 以前から保坂氏は、昭和史の第一人者で文芸春秋出身の半藤一利の後継者と言われており、ノンフィクション作家の原点でもある取材による活動領域の広さには定評がある。ご家族を失う悲劇やご自身の病気のハンディを乗り越えてきた不撓不屈の精神力は、驚愕すら覚える。
 実は、私自身は保坂氏の作品をあまり読んでいない。テレビでの対談を拝見したり、雑誌、新聞で断片的に読ませていただいたレベルである。同郷の’60年安保の旗手で、東大教授の後、評論家になった故西部邁氏との中学時代からの交流や高校時代の友人で北海道を代表するアーティスト阿部英典氏、同期には、前衛的な書家・樋口雅山房氏がおられる。あえて言わせていただくと、保坂氏は光栄にも私の中学の大先輩でもあり、大変嬉しく思っている。氏の著書を通して、昭和の歴史を改めて確認したいと思う。
 付け加えると、展示会のために制作された小冊子、ポスター、チラシ、チケット等々に使用されている保坂氏のイラストは、阿部先生の作品である。インテリジェンス溢れる慈愛に満ちた表情は、なんとも素晴らしい。
posted by あうる at 16:54| Comment(0) | 歴史