2019年07月04日

個人との出会い。

 出版業に携わっていると、個人と出会う機会が多い。様々な艱難辛苦を乗り越えて現在に辿り着き、それれでも尚、精神的にも、肉体的にも、更には経済面においても絶えず高いハードルが目の前に待ち構えている人に出会うことがある。
 凄まじいほどの<負のエネルギー>を燃やし続けるその根底には、何があるのか・・・・・。怒り?嫉妬?情熱?自己顕示欲?コンプレックスetc。これらのものが、私のような凡人でも、何かをやり抜くときのエネルギーになっていたことは、過去しばしばあった。
 がしかし、稀に幼少から尋常でない環境に置かれたり、あるいはまた、健常者には理解できないハンディを持った方に出会い、思うことは、意外なことに、彼らが自らの運命をあたかもノーマルに受けて止め、しかも何事もなかったかのよう平然と生きている風に見えることである。
 芸術家が「創作活動」をする上で、根源的なエネルギーが絶望から希望に変わっていく過程で、原動力の源になるのは、やはり一条の「希望」の光が見えることにあるのでは・・・・と生意気にも思っている。
 パンドラの箱が開けられ、あらゆる絶望・災厄・不幸が飛び出し、最後に残ったのが「希望」だったというギリシャ神話の話を引用すると、何人(なんぴと)も「希望」さえ失わなければ、到達点に向かって日々の些末な積み重ねができると思う今日この頃である。
posted by あうる at 12:40| Comment(0) | 印刷・出版