2017年11月12日

不便益!?

 先月末から今月初めにかけて、様々な出会いがあった。人であったり、本であったり、電話やメールだったり。勿論、どの出会いも新鮮で、体調が今一だった私のモチベーションを大いに上げてくれた。
 38年ぶりに会った友人もいれば、41年前に関心を持った本の著者に出会ったり、先日、偶然読んだ雑誌の中に面白い言葉を見つけた。「不便益」という私が初めて目にした3文字。ネットで調べてみると『不便で良かったことを私たちは「不便益」 と呼びます。』(不便益システム研究所)とあった。
 不便であることが益につながるという考え方は、ある意味で「セレンディピティ」という発想につながるのではないかと思う。ネットやカタログ販売で本や物を買ったりする行為は、現代では便利で合理的な手段ということになっているが、実は足を運び時間をかけて、書店等々を巡ることで、予想もしなかった本に出会い、読んでみると意外なことに問題解決につながったとか、ショッピングモール・デパート巡りで意外な商品に目が留まり、買った結果期待以上の充足感を得たとか・・・・。
 こういうことは、’80年代ころまで日常茶飯事に起きていたことなのであろうと思うが、’90年代になりデジタル化が進み、ICTの発展により、便利さだけが追及され、<不便なこと>や<無駄なこと>は不必要で切り捨てられるべき時代となり、<不便=悪>という考え方が主流になってしまった。
 私のような高齢者は特に、車のない生活が不便だと思わないで、歩くことや自転車に乗ることで気づかなかった素晴らしい光景が目に飛び込んできたり、有酸素運動が健康を取り戻すきっかけになったり、思いのほか利益につながることも多々あることに、再度目を向けるべきかもしれない。
 
posted by あうる at 11:04| Comment(0) | 出会い