2017年02月19日

印刷ビジネス新時代。

 「ビジネスを創る〜市場の創出〜」というテーマで幕を開けたpage2017。例年に比べ、人の入りはかなりのものと実感した。入場者数は公式発表によると、3日間合計 71,910名(page2016 70,370名 102.2%)である。私が足を運んだ9〜10日は展示会場、カンファレンス共にかつてない熱気を感じたのは、私だけではないだろう。
 いよいよもって業界の危機感が表出しはじめたのか・・・・、あるいはまたテーマそのものが印刷・出版業界の課題解決のキーワードとして希望の扉を開いたのか・・・・。貴重講演やいくつかのカンファレンスからいえることは、印刷会社はコンテンツを創り出すことに今まで以上に関心を向けなければならないということであろう。コンテンツの加工に長じてきた印刷業界が、新たな高いハードルを越えてゆかなければ存続できないという極めて自明の事実が、あらためて突き付けられたのだ。
 それにしてもハード中心の印刷展示会は、かつての世界的な規模を誇るドルッパやアイガース等々、大きな変化が出始めている。大量の生産・消費力で勢いがある新興国の中でも、新たに注目をされているプリント・チャイナ、プリント・インディアは人口世界1・2位の国だ。やは消費が成熟した国とは、大量生産・消費といった点では関心度がまるで違うようだ。
 


posted by あうる at 11:16| Comment(0) | 印刷・出版

2017年01月31日

グローカル

 正月明けの仕事始め以来、お客様の挨拶回り、様々な新年会等々で明け暮れ、今月は慌ただしく過ぎた。弊社にとって1月は新年度のスタートの月でもあり、極めて大事な月である。今年はどの新年会に行っても、冒頭の挨拶はもっぱらトランプ新政権の話題一色。そうこうするうちに1月最終日である今日に至った。
 トランプ新政権の政策発表後は、米国内はデモが続発。米国に向かう海外の空港は混乱状態。海外の首脳からは批判の嵐。政治・経済にかなりの悪影響が出ると予想され、近年にない不安が多い年明けとなった。
 ’90年代にもてはやされたグローバリゼーションは、一部ではアメリカニゼイションと揶揄され、新自由主義の台頭をもたらし、2000年代に至っては日本の小泉内閣の構造改造論(民営改革、不良債権処理等々)とつながってゆく。
 小泉政権時代の国会での劇場中継(?)により「パラダイムシフト」「官から民へ」「中央から地方へ」等々、今思えば様々なレトリックやロジックが繰り広げられ、日本中が翻弄された感もあった。あれは一種のポピュリズムではなかったか・・・・。
 ところでトランプ大統領のポピュリズム、反グローバル化!? 保護主義!?を非難ばかりしていられない。小国であろうが大国であろうが、自国の国益優先は自明の理である。本音を言えば、一般論として所詮、ローカリズム(地域主義 右矢印1 地域最優先)に帰結するのではないか・・・・と思う。
 ただし目先の利益を追うばかりではなく、地球規模で考える問題(環境・医療・人種・宗教等々)や国・地域で考える問題の中から、最優先事項は何か・・・・、つまり「何をFirstとするか・・・」をじっくり考えてみる必要がある。その答えは現在、今のところ誰も明言できない。
 いずれにしても昨年あたりから耳にする新造語、「グローカル」(グローバルとローカル・・・地球規模の視野で考え、地域視点で行動する。)の意味をもう一度考えてみたい。
posted by あうる at 14:35| Comment(0) | 地域

2017年01月27日

新聞絶滅期予想!?

 オーストラリアの未来学者ロス・ドーソンは、2010年(所謂、電子書籍元年)「新聞絶滅タイムライン」つまり国民が紙の新聞を読まなくなる時期を国別に発表した。
 もっともその時期が早く来るのは、アメリカで2017年今年である。次にイギリス、アイスランドが19年。カナダ・ノルウェーが20年。韓国・ロシアが26年。ドイツ・エストニアは30年。日本は中国の都市部と同じ31年という予想である。そして全世界は2040年までに神の新聞が絶滅するというのである。
 その要因は様々で、特に携帯電話やタブレット、電子リーダー等々のコストパ−フォーマンスの増大よるところが大きいと言われている。いずれにしても各国の読者の選択によるわけだが、5年ほど前に米国の大手誌「ニューズウィーク」が、当時、200万部の発行部数を発行していたが、2012年に国内版完全電子化を行って話題になった。が、しかし1年後に紙版の復活。今では10万部の発行をしているという。
 仮に端末の普及がかなり高まったとしても、速報性以外の付加価値を味付けできる雑誌であれば、それなりの部数を確保できるのではないかと私は思う。となると記者・取材スタッフの優秀な人材が要求されるであろうが・・・・。
 いずれにしても日本の紙の新聞絶滅予想期が14年後と、他の先進国に比べはるかに遅い理由は、宅配制度による購読収入と広告収入のバランスの良さと、基本的に日本人の文字・活字や紙文化へのこだわりが強いことであろうと思う。やはり、いい意味でも悪い意味でも日本人は他国にはない価値観を持つ人種なのだと思う。
 とはいっても一部、新聞を読まない世代が出てきたようだし、本も読まない、手紙も書かない世代を増えているようだ。ただし5年前に話題を呼んだ電子書籍は世界各国で思うような成果は上がっていないのも事実である。最近ではウエブでのマーケティングより紙によるマーケティンの信頼性が増しているとの話も聞く。
 「印刷回帰」などと熱っぽく語るその筋の方もおられるが、それなりの根拠はあると思う。回帰現象が怪奇現象ににならないことを祈って、頑張るしかないか・・・・。
 
posted by あうる at 08:46| Comment(0) | 来し方行く末