2017年11月20日

「命の別名」

 中島みゆきの2000年にリリースされたCDを最近になって聴きはじめた。私の時代感覚がずれているのかもしれないが、そのCDの中に入っている「命の別名」という曲の歌詞に、遅ればせながら衝撃を受けている。何度聴いても、知的障碍者の辛さや苦しみが切ないくらい伝わってくる。
 「聖者の行進」(1998年)というドラマ(私は当時ほとんど見ていない)のために中島みゆきがつくった曲らしい。彼女の研ぎ澄まされた感性の一端がこの歌詞を通して伝わってくる。メッセージ性の強い曲だ。
 知的障碍者や寝たきりの高齢者、所謂、弱者へのいじめや迫害は、今なお後を絶たないのが現状である。弱い者への労りだとか、思い遣り、子供たちへの優しさとか・・・・、そういう力なき人たちへ、多様なメッーセージを送り続ける名もなき方や著名なアーティスト、アスリートはたくさんいる。
 にもかかわらず、陰湿で暴力的な事件が後を絶たない。メッセージが届かない。何故だろうか・・・・。ある人に言わせれば、特殊な事件はいくら緻密に検証をしても、納得のいく説明はつかないという。だから特殊なんだ・・・・・と。社会的弱者や被害者の方々の気持ちは複雑だと思う。

posted by あうる at 12:06| Comment(0) | 事件

2017年11月14日

「様々な望年会・・・」

 いまだに現役で仕事をさせていただいていることもあり、この時期になると忘年会の出席等の問い合わせがある。勿論、私自身が幹事役をすることも少なくない。3〜4人程度の会合であれば、日程や場所もさほど苦も無く決められるが、10人前後となると、そう簡単にはいかない。
 先日、幹事役をやることになったある忘年会。職業は異業種で、年齢も高齢化しており、定年のないお仕事、所謂、年金者兼自由業の方が多い会合である。人生経験が豊富な方が大半で、それだけに周囲との関わりも半端なお付き合いではない。
 したがってこのシーズンは皆さん、何かとお忙しいようである。談論風発。論客も多く、老いたりとはいえ、勢いは衰えない。結局、開催日と時間の選定は慎重に進め、場所の設定と会費は私の一存で決めさせていただいた。かつて幹事は2次会の会場まで決めるのがお定まりであったが、最近はほとんどその必要はなくなった。
 そんな事情もあり、私も含め団塊の世代以上の方々が支えてきた紅灯の巷・ススキノのスナック等々をはしごする機会はめっきり減った。恐らく、飲む場所の利便性やお店の多様化が影響していると思う。
 いずれにしても地方中堅都市の歓楽街は、例以外なく活気が失われているという。200万都市札幌のススキノも、いつの間にか、若者たちとアジア系インバウンドが徘徊するネオン街となりってしまった。
 タクシーに乗れず、雪の中自宅まで歩いて帰った遠い昔の活気に溢れていた<忘年会シーズン>、もう2度と来ることはないだろうね。

posted by あうる at 08:56| Comment(0) | 行事

2017年11月12日

不便益!?

 先月末から今月初めにかけて、様々な出会いがあった。人であったり、本であったり、電話やメールだったり。勿論、どの出会いも新鮮で、体調が今一だった私のモチベーションを大いに上げてくれた。
 38年ぶりに会った友人もいれば、41年前に関心を持った本の著者に出会ったり、先日、偶然読んだ雑誌の中に面白い言葉を見つけた。「不便益」という私が初めて目にした3文字。ネットで調べてみると『不便で良かったことを私たちは「不便益」 と呼びます。』(不便益システム研究所)とあった。
 不便であることが益につながるという考え方は、ある意味で「セレンディピティ」という発想につながるのではないかと思う。ネットやカタログ販売で本や物を買ったりする行為は、現代では便利で合理的な手段ということになっているが、実は足を運び時間をかけて、書店等々を巡ることで、予想もしなかった本に出会い、読んでみると意外なことに問題解決につながったとか、ショッピングモール・デパート巡りで意外な商品に目が留まり、買った結果期待以上の充足感を得たとか・・・・。
 こういうことは、’80年代ころまで日常茶飯事に起きていたことなのであろうと思うが、’90年代になりデジタル化が進み、ICTの発展により、便利さだけが追及され、<不便なこと>や<無駄なこと>は不必要で切り捨てられるべき時代となり、<不便=悪>という考え方が主流になってしまった。
 私のような高齢者は特に、車のない生活が不便だと思わないで、歩くことや自転車に乗ることで気づかなかった素晴らしい光景が目に飛び込んできたり、有酸素運動が健康を取り戻すきっかけになったり、思いのほか利益につながることも多々あることに、再度目を向けるべきかもしれない。
 
posted by あうる at 11:04| Comment(0) | 出会い